ドント・ブリーズ　映画紹介

映画『ドント・ブリーズ』は、窃盗常習犯の３人組が
盲目の老人の家に盗みに入るも、予想外の展開になるホラースリラー作品です。

『ドント・ブリーズ』日本語吹き替え版予告編

あらすじ

若い男女の三人組、ロッキー、アレックス、マネーは空き巣の常習犯。
適度に金銭を盗み、家の中で着替えたり荒らしまわったりとやりたい放題です。

盗品では大した金にならず苛立つマネーは
大金が手に入りそうな物件を紹介されます。

退役軍人で盲目の老人が暮らす家には、30万ドルの現金があるはず、という情報を得ます。
大金の窃盗が重罪になることをアレックスは恐れますが、
妹を助けるため、酒に溺れた母の元から離れたいロッキーの想いに折れ、決行することに。

異常なほど厳重なセキュリティに手間取りますが、なんとか侵入に成功する三人。
老人のいる寝室には睡眠ガスを設置して、物色を始めます。

錠前付きの、明らかに何か隠していそうな部屋を見つけたマネーは
銃を使って無理やり錠前を破壊してしまいました。

音に気付いたのか、三人が揉めている間に軍人が目の前に現れます。
誤魔化しも失敗したため、マネーは「お前の秘密を知っているぞ」と銃をつきつけ脅しますが
老人は狼狽えるような仕草で近づいたかと思ったら、あっという間に銃を奪い
脅し返す。「1人だけで来た」と答えたマネーは撃ち殺されてしまいます。

その後老人は玄関を再度施錠し窓に板張りをするなど、より厳重に家を固め始めます。
これにより、残った二人は家に閉じ込められてしまいました。

老人は目が見えないため、なんとか音を立てずに出口を探して脱出したい二人。
二人は無事に脱出出来るのか。そしてそこまでして守る老人の秘密とは・・・

三人は空き巣の常習犯だし、盲目の老人に返り討ちにされてすっきりする映画かなと思ったら
三人の悪行を忘れるくらい、老人の秘密は驚くものでした。

どちらも同情する背景もあるのですが、観てる側としてはどちらの味方も出来ず
次々明かされる事実に追いつかないのもあり、感情の置き所に迷ってしまいました。

ただ、俯瞰して観て「どっちも凄いことになってるな」というくらいの気持ちで観ると
内容に集中出来て楽しめます。

本当は、同じく音を出してはいけない『クワイエット・プレイス』と
勘違いして観た作品ですが、予想以上に楽しめました。

こうした思わぬ出会いがあるのも良いことですが、
次はちゃんと作品名を確認した上で視聴しなければ。