『マルさんのスナック』は、シオミヤ イルカさんが
「月刊アフタヌーン」で2015年に連載された、全1巻の漫画です。
ストーリー
妹との二人暮らし
主人公のマルさんこと丸山秀樹は、玩具メーカーに勤めている会社員。
一緒に暮らしている妹、結実は明るく前向きな高校生で、
お弁当や夕飯も作ってくれる、献身的な子です。
眠い中兄の帰宅を待っててくれる・・・
こっそり一品作って食べちゃうお兄ちゃん
妹が作ってくれるのはありがたいけど、ちょっと物足りない。
でも堂々と作って食べるのは当てつけみたいで申し訳ない・・・
ということで、妹が不在の間にこっそり夜食や間食を作っちゃいます。
このあたりが家庭あるあるだけど、グルメ漫画では意外とテーマにされていないところ?
凝った料理を作るけど、現実的で参考になる
元々一人暮らしだったからか、マルさんの自炊スキルも高い。
1話では、ドライカレーと食パンがあったので、カレーパンを作ることにします。
調理せずカレーにパンを付けて食べるだけでもいいのに
パンにカレーを詰め、衣も付けて揚げ焼きにする手間までかけるので
自炊経験の豊富さが伺えます。
出典元:『マルさんのスナック』1皿目より
至福の表情でフィニッシュ?!
調理シーンをじっくり見せて、食べる時は1ページ丸ごと使って至福の表情!
大抵はこの見せ場はマルさんですが、たまに結実も担当するので、結実好きの読者も安心?
おじさんの恍惚とした表情のドアップは、賛否両論分かれるところかも?
私はあまり気になりませんでしたが、マルさんよりも
結実回の爽やかな1ページが好きです。
出典:『マルさんのスナック』1皿目より
まとめ
等身大の料理と暮らしがクセになる!
ほとんどの料理は家にあるもので作られているため、家庭でも再現しやすく
自炊している自分にはかなり楽しめる内容でした。
特に本作は「妹との二人暮らし」という点が魅力的に感じました。
食べすぎで怒られる、ということはないのですが、
怒られることを恐れてこっそり食べる、という背徳感が良いアクセントになっています。
個人的におすすめの話は10皿目「マルさんの納豆トースト」。
食生活を(少しだけ)反省しつつ、家族愛も感じられるほっこり回です。
1巻で終了しているのは残念。
太眉好きの方は、シオミヤイルカさんの別作品も必見!
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